憲法25条に基づきすべての国民の生存権の確立と向上のために努力します。当面、法人設立の歴史的経過と趣旨から児童の福祉の向上に努めます。
1、児童福祉法の基本理念に基づき、すべての児童が、ひとしくその生活を保障され、愛護されるようにします。
2、子どもの権利条約に基づいて、子どもたちを権利の主体者として認め、最善のものを提供するようにします。
3、保護者が保育所に子どもを預けて子育てをする権利を保障します。
4、地域の子育てを支援します。
法人の基本方針
1、保育所保育を通して、子どもの発達を保障します。
2、地域に保育活動を通して、子育て支援センターの役割を担います。
3、地域の福祉の向上に努めます。
4、効果・効率を考えた運営をし、経営の安定に努めます。
5、情報公開を積極的に行い、透明性のある運営を行います。
6、職員の働く権利を保障し、専門性豊かな職員になるように努めます。
はとのさとの
歩み
1960年代から1970年代において、女性が20歳前後に就業した後、結婚や出産や子育てのために離職することが多くみられました。当時は出産と同時に退職するのが当たり前とされた時代であり、共働きは少数派、子どもを産み育てながら働く女性のための環境は整っていませんでした。
小学校の教員をしていた1人の女性が「子どもを産み育てながら安心して働き続けられる保育所をつくりたい」と願い、1979年10月無認可保育所として“はとのさと保育園”を誕生させました。開園当初たった9人だった園児も80年代前半には80人近い子どもたちが狭い園舎にひしめいているというそんな頃もありました。
1987年、親と職員で運営する共同保育園として再スタートしました。どんな時でも、はとのさとは子どもたちの健やかな成長を最優先にし、障害児保育、アレルギー対応食や年度途中からの入園といった要求に応えるように努力してきました。一時期、在園児が減り、公的補助も打ち切られ、風前の灯火となったこともありました。それでも、はとのさとに熱い思いを寄せる父母のみなさん、より良い保育を求め続ける職員たち、いつまでもはとのさとを大切に思い力強く支えてくださるOBの皆さん、そして暖かく見守り支えてくださる地域のみなさんなど、本当にたくさんの人の思いと力によって支えられ、はとのさとは-歩ずつ歩んでくることができました。
さらに、2001年8月、地域の子育てに関わる人達と手をつないでどの子にも豊かな子ども時代を保障したいとの願いから、NPO法人(特定非営利活動法人)として新たにスタートし、様々な子育て支援を行ってきました。
そして、その基盤をより強固なものとして、地域の要求に応え、すべての子ども達の発達を保障していこうとの思いで、多くの方のご支援をいただき2005年9月社会福祉法人はとのさと福祉会を設立し、2006年4月より認可園はとのさと保育園として新たなスタートを切りました。
“地域の子育て支援センター”となるような保育所づくりに奮闘する職員の頑張りや、保護者や地域の皆様のご協力を頂く中で、はとのさと福祉会が運営する保育所が
・2015年4月 高砂市より移管をされ「米田西保育園」の運営を開始
・2017年4月 神戸大学より運営委託をされ「神戸大学はとぽっぽ保育所」の運営を開始
・2017年9月 はとのさと保育園の隣地に「第2はとのさと保育園」を新設
と増えていき、現在も各地域において地域の子育て支援の拠点となるように取り組んでいます。